24歳の俺の好きなアルバムベスト100(25→1)
第25位 I/Buffalo Daughter
日本じゃほぼ知名度ないバッファロー。日本より世界で活躍するバンドというかユニット?宅録とか打ち込みのかんじ。
第24位 呼吸/Lily Chou-Chou
2000年頃公開した 「リリィシュシュのすべて」という傑作鬱映画に登場する架空の中二病アーティスト・リリィシュシュのアルバム。その正体はsalyu。映画の世界観を作り上げてるアルバムで儚く美しく鬱なアルバム。
第23位 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命/銀杏BOYZ
ゴイステ後にメンバー1人切り離して作ったバンド。2014年早々には峯田ただ一人になってしまった。まあ青い、若くて鬱屈した汚い欲望をぶちまけてるアルバム。さすがに社会人になると聴くの辛くなる。ラーメン二郎みたいなね。カロリー高すぎ。
第22位 はちみつ白書/ZABADAK
シャーマンキング19巻から唐突に始まる回想編、恐山ル・ヴォワール。各話の最後に詩が綴られてるんだけどこの編の最終話にそれがひとつの歌になってる。でネットでアンナの声優やった人がそれ唄ってたのアップしてた。でなんかその雰囲気の曲あったなと思って探したらこれだった。くまのプーさんのコンセプトアルバムで、ゲストボーカルにすげー可愛らしい声の人招いて演奏してる。明るいんだけどどこか切ない雰囲気のアルバム。
第21位 We Need Medicine/The Fratellis
多分2004年ごろだったと思うけどアップルのCM曲に採用されて日本でもスマッシュヒットしたフラテリス。のサードアルバム。スコットランドだったかそのあたりのバンドでシャレオツなガレージロックを奏でる。数あるガレージロックバンドの中で一番シャレがきいてて粋だなと思ってる。
小山田圭吾は性格がクソで有名らしい。でもこのアルバムは傑作。もともと小沢健二とフリッパーズギターを組んでて90代初期に渋谷系と持て囃された。ソロになってコーネリアスとして活動し、宅録でいろんな音詰め込んだこのアルバムが出来た。ガチャガチャしてるけど華やかでキラキラしてるアルバム。
第19位 WWDD/でんぱ組.inc
底抜けに明るくてBPM高くてテンション爆あがりする。 アイドル興味なかったけどでんぱ組は別。青い子、ピンキーが好きです。この曲就活の時に22号館こもって超聴いてたなあ。
第18位 The La's/The La's
1986年に結成されたリバプールのバンド。ネオアコギターポップの超名盤。ギターがジャキジャキでキラキラした音してる。そんなのに乗ってブリットポップ的メロディを奏でるってイメージ。一曲一曲シンプルでキャッチーだし短いから聴きやすい。ストーンローゼズと同時期に活躍して双璧感あるけどローゼズよろしく寡作でオリジナルはこれ一枚だけ。ボーカルのリー・メイヴァースは行方不明らしい。
第17位 St.Vincent/St.Vincent
セルフタイトルのこれはまだ2014年とかの作品。四枚くらいアムバムあるけど前作から覚醒してギターの変態っぷりが凄い。どんなエフェクターなのか全然わかんないけど音が特徴的。キーボードっぽいというかデジタル的というかギターの音ではない。無機質っぽい音をうねるように演奏する。
第16位 ERA/中村一義
尾道旅行したとき何回もリピートした。くるり ナンバガ スーパーカーと同期の天才。宅録とかで一人でなんでもやっちゃう。なんか勝手に小沢健二とかコーネリアスとかの仲間だと思ってた。こんないいアルバム作るのにあんま評価されてないのは何故だろう。
第15位 Tommy/The Who
これを元にした映画も面白かった。日本では知名度低いけどビートルズ、ローリングストーンズに並ぶイギリスのバンド。これはコンセプトアルバムで盲目・聾唖な少年トミーを主人公にした戯曲のようなもん。文学的だけどポップ、インテリを感じる。
第14位 Definitely Maybe/Oasis
オアシスと言えばこれかセカンド。俺はこっち。ビートルズの影響もろ受けてるらしいけどぶっちゃけ聴いててそのへんあんまりわからない。王道なロックだなとは思うけど。演奏多分そんなうまくないしけだるい歌い方なんだけどそこが魅力的。このジャケット冷静に見ると結構笑えてくる。はやく再結成してくれ。
第13位 NIKKI/くるり
くるり。一枚ならこれか。ピアーかこれかアンテナかさよならストレンジャーあたりで迷った。このアルバムは古き良きオールドロックなアルバム。ガレージ的ローファイな音でゆるく歌ってる。でもファンには不評なアルバムらしい。
第12位 Magic Disc/ASIAN KUNG-FU GENERATION
アジカン好きで一枚選ぶの大変なんだけどこれかなあ。ベタにソルファで、他にも未だ見ぬ明日へ、ワールドワールドワールド、ランドマークとか好きだけど。このアルバムはファンファーレ鳴ったりしてて今までのアジカンとは一味違う。ソルファの頃とは割と別物。初期の勢いだけのバンドからの成熟っぷりが伝わる。ただ一つ、最後ボーナストラック扱いで収録されているソラニンがなー、アルバムの世界観にそぐわなくて蛇足。まーボーナストラックだからな。
第11位 Coming Up Roses/Owsley
あんまりこの人のこと知らないんだけど、図書館でジャケ借りしてなんとなしに聴いてみたらよかった。力強いギターが印象的なパワーポップ。このアルバムはOasisにガレージロックを足したようなアルバムだと思ってる。調べたらこの人もともとセマンティクスというバンド組んでてソロで再デビュー、日本ではこのアルバムしか発売されてなくて、2011年くらいに自殺してしまってる。もっとこの人のアルバム聴きたかったのでとても残念。あとどうでもいいけどセマンティクスって単語ちょっと卑猥 笑。
第10位 Modern Guilt/Beck
ベックも好きだから一枚に絞るのは大変。勝手に表ベック、裏ベックと呼んでるんだけど宅録でゴチャゴチャ音混ぜた アルバムが表、落ち着いたアコースティックなアルバムを裏。このアルバムは裏なんだけどビート感というかリズムの感じが表っぽい。落ち着いてて緩く心地いい浮遊感漂うオシャレなアルバム。35分と短いのもいい。聴き始めたらいつの間にか終わってる。
第9位 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band/The Beatles
数あるロック名盤ランキングで一位に輝くことの多いこのアルバム。俺は中期ビートルズのサイケな感じがすきなのでこのアルバムが好きです。最強ベストであるビートルズ1という一家に一枚なアルバムを聞いてビートルズにはまり、映画「I am Sam」でLucy in the Sky with Diamondsというサイケな曲が気に入ってサージェントとかマジカルミステリー…とか好きになった。
第8位 Yankee Hotel Foxtrot/Wilco
アメリカのバンドで7人くらいメンバーいた気がする。多い。タイトルはなんかラジオの試験電波で送る単語をつなげたものだったような、よくわからないけど。アコースティックなアルバムなんだけどとにかく音がクリア。一音一音の輪郭がくっきり。レコーディングエンジニアが相当いい仕事したんだと思う。高性能のヘッドホンで聞いたら脳汁出ると思う。穏やかにダウナーですごく音が鮮明なアルバム。このアルバムは普通だけど結構変態なバンドで実験的なことやってるみたい。
第7位 名前をつけてやる/スピッツ
西日本を旅していたとき聴きまくっていた。スピッツと旅の相性は最高。正直スピッツは一枚に絞るのとてもむずかしいのだけど単純な再生数でいったらこのアルバムになった。二枚目にしてすでに完成されているのがよくわかる。ていうかファーストからすでにスピッツ。スピッツって音楽通にもJ-POP好きにもにわかにも全方位にウケるからすごい。好きなアーティストは?の質問に「スピッツ」と答えとけば正解になる。
第6位 Loveless/My Broody Valentine
1991年のアルバム。シューゲイザーの金字塔アルバム。そういや、エフェクターを駆使するから足元(show)を見つめる(gaze)でシューゲイザーらしい。うるさい轟音ギターのなか優しく儚いボーカルが囁く。非常に浮遊感のあるアルバムで、何故か勝手に春の訪れにぴったりなアルバムだと思ってる。眠たい時とかに聴くと心地いいんじゃないだろうか、春眠的な、うるさいんだけど。Ride,Slowdive,ジザメリ、ルミナスオレンジとシューゲイザーのアーティストをいくつか聴いたけど初めて聴いたのがマイブラだったのでなんか物足りなく感じるというか。マイブラがこのアルバムで全てやりきっちゃってるのでシューゲイザーはこれだけでお腹いっぱい。シューゲイザーを流行らせ、終わらせたアルバム。
第5位 John Cale/Paris 1919
ヴェルヴェットアンダーグラウドのメンバー、ジョン・ケイルによるソロアルバム。1969年発表。ヴェルヴェッツといえばカオスな音楽性が特徴だけど、それは彼の音楽性に依る。だから彼が抜けてからの3rdアルバムはおとなしくなる。それはそれでルー・リードのソロに通じてて素晴らしいんだけれども。ジョンのソロアルバムはそのカオスさが存分に発揮されてるかと思えば非常にポップで美しいアルバムになっている。ヴェルヴェッツでの所業はなんだったのか、非常に幅広い表現を持った人。HobosapiensとかVintageViolenceってアルバムも好き。
第4位 The Stone Roses/The Stone Roses
1980年末期の頃のアルバム。マッドチェスターの中心的アルバムで数多くのアーティストがこのアルバムが好きだと言ってる。 特にオアシスのノエルがそうだったそうな。個人的には超最高なサイケアルバムだと思ってる。サイケの定義によるけど、それは心地いい浮遊感とかなんともいえない恍惚感とかそんなとこじゃないだろうか。もっとシュールでドラッギーなものもあるんだろうけど、ビートルズのストロベリーフィールズとかルーシーインザとかあのへんの延長線上にあるようなそんなサイケが好きで、そうなるとこのアルバムが最高。何も考えずに身を委ねられるアルバム。
1stらしい初期衝動に満ちたアルバムで発するエネルギーがすさまじい。暴れまくるドラムに乗っかる単純なコード、BPM高めでテンションが高い。本気で音楽に命かけている三人組って感じ。高校以来ロキノンを掘らなくなって詳しくないけど、andymoriはここ10年で現れた若手バンドの中で一番素晴らしい。解散が惜しい。オリジナルメンバーはみな早稲田卒。
第2位 Velvet Underground & Nico/The Velvet Underground
アンディ・ウォーホルのポップな世界観が好きでこのバンドに興味をもった。その実は、まったくポップじゃなくてダークでカオスなアルバムだった。ヴェルヴェッツは芸術家アンディ・ウォーホルのプロデュースで67年にこのアルバムをリリース。当時はビートルズとかの時代で、このアルバムは全然売れなかったらしい。が、このアルバムを聴いたものは皆バンドを始めたというほど影響力があった。ルー・リードのけだるいボーカル、力の抜けた歌い方、当時としては異端な過激な歌詞、ローファイでカオスな演奏、なんていうか秩序ある無秩序とでも言うか、退廃的だけどメロディーは割とポップ。
第1位 The Bends/Radionhead
高校のころからの友人が レディオヘッドを好きだった。高校の図書館でレディへ借りた。"OK Computer"のほうが好きだったんだけどいつしかこればかり聴くようになった。レディオヘッドはアルバムごとに音楽性を変え常に進化し続ける現代最高のバンド。ベンズはレディへ最後の純粋なギターロックアルバム。高校以来ずっと聴いてる。俺の勝手な名盤の基準は、飽きが来ないか。銀杏BOYZとか好きだったけどやっぱ青い頃に心にしみて大人になってからはあまり聴かなくなる。そういう意味で選ぶとこのアルバムは一生聴けるんじゃないだろうか。なんともいえない儚さ漂う雰囲気の中かき鳴るギターが美しい。無人島に一枚しかアルバムもってけないとしたら多分これ選ぶ。