映画『バクマン』の感想
今更ながらバクマン見に行きました。漫画のファンってほどではないけど一応全部読んでたのでそれなりに楽しみだった。監督もモテキや30minutesの大根仁だし。
思ったことをそのまま書くと…
・OPから期待できた。ジャンプの歴史を3D漫画のような容量で振り返る演出がよかった。
・佐藤健って意外とチビ。
・漫画の亜豆は天使だけど映画の亜豆(小松菜奈)はちょっとビッチ気味?声優目指す女の子だしもうちょいおどおどした感じのがいいんじゃないかなーって思った。まあ可愛いんだけどね。目の下半分が白目な感じがすき。ジト目ってやつ。
・佐藤健と神木隆之介の配役逆だろって声多かったけどやっぱり僕も逆の配役で見たかった。佐藤健のサイコー役はうまかったけど高木を演じる神木はちょっと違和感あった。優等生が頑張ってちょい悪演じてる感じ。漫画の高木は賢いけど優等生ではない。
・原作長いからしょうがないけど展開早すぎ。なんで主人公のサイコーが亜豆好きになったのかとか、亜豆もなんで好きなのかとかなかった。亜豆が、ただサイコーが漫画家になるモチベーション装置というか、そんな感じ。ストーリーはそんなんもあって全体的にうすっぺらい。
・多少原作の知識ないときついかも。
・新妻エイジ悪役すぎ。演じる染谷将太なんか好きになれないんだよなー。二階堂ふみとか成海璃子とかあのかんじ。あいつら絶対EXILEとか馬鹿にしてるだろうし。多分有吉が嫌いなタイプ。
・あと染谷将太は新妻エイジ役やりたくなかったんだろうなと思った。勝手なイメージだけど。デフォルメされすぎな極端な天才って感じ。漫画書く以外ポンコツなアスペ。そんなステレオタイプなキャラいやいや演じてそう。あんまうまいとも思えなかったし。松山ケンイチのLは多分楽しんで演技してたと思う、なんとなく。
・最後のオチは勝負に勝って試合に負けたみたいな感じ。たけしの『キッズリターン』思い出した。「まあちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」「馬鹿野郎、まだはじまっちゃいねえよ」
・続編あってもおかしくないかな?って思ったけど、エンディングでサイコーたちが次回作の構想、アイディアをぶちまけてたの観てないんだろうなと思った。
・全体的にいい演出。エイジとのジャンプでアンケート一位どっちがとれるか勝負するとき、筆を武器に見立てたバトル展開がいい戯画化というか。あとマンガ書くシーンもセンスあってポップでよかった。中島哲也と大根仁は日本映画界の先端いってるイメージ。三谷幸喜みたいな古臭いセンスに引導渡してほしいなって思う。
・病気押して漫画書くとこの努力・友情・勝利はかっこよかった。「編集の俺も寒いと思うけど努力・友情・勝利。俺も賭けてみたいんだ」的な編集者役の山田孝之のセリフ良かった。
・ジャンプ編集の連載会議シーン、仕事する男たちがしのぎ削りつつも茶々入れたりと、「漢」を感じた笑
・服部最初嫌なやつ感あったけどいいやつだった。
・宮藤官九郎がおじさん役だったけど適役だった。
こんなとこかな。ま普通に面白かったし絵的にも全然楽しめた。どうしても原作と比べてあーだこーだいってしまうのだけど。
ただ漫画読んでない人からしたらうすっぺらいストーリーに思えちゃうのかな。分けわかんないまではいかないけど、そこの説明ないの?って思っちゃうような。
映画好きだけど実は今年二回目の映画館体験でした。やっぱ映画は面白いね、劇場で見ると。
The Fratellis
2005年にデビューしたスコットランドのガレージバンド。
1stに収録されている"Flat Head"がipodのCMに起用されスマッシュヒット。
ノリノリで踊れる洒脱でガレージロックなバンド。遊びが利きつつどことなく知性を感じるようなサウンドで僕は大好きです。
アルバム二枚だして解散してしまうんだけど再結成し、2013年に3rdアルバムをだす。
で、今年の八月に最新アルバムを出したようでようやく聴きました。
よくある、バンドの四枚目みたい感じ。つまり、1stが勢い任せの初期衝動にまみれた作品で、2ndが1stに寄せるけどちょっと勢いが落ち…みたいな。で4thくらいには1stが好きだったファンからしたらちょっと残念なアルバムになってしまってる。方向性変わってて。
アジカンとかストロークスとかそんな感じかな。
でも僕は別にこういうの嫌いじゃない。むしろ好き。アジカンで一番聴くのマジックディスクだし。
レディオヘッドで言うとこのOK Computerっぽい感じかなあ。次の5thは1stからかけ離れたKid A的なアルバムになるかもしれない。
1曲目の"Me and the Devil"
これが素晴らしい。フラテリスが大人になったなと感じる曲。
伝説のブルースミュージシャンロバート・ジョンソンのクロスロード伝説の歌なのかな。
ロバートは十字路で出会った悪魔に魂を売って、超絶ギターテクを身につけたってやつ。
そういや20世紀少年で主人公が西日暮里の十字路で売れないV系バンドエロイムエッサイムズのギタリストにギターを教えるみたいなエピソードあったな。
The La's
外に出かけるときは必ずiPodで音楽を聴いている。
音楽はいい。この世で一番コストパフォーマンスの高い娯楽だから。
映画・漫画・音楽・読書とサブカル系の趣味をたくさん持ってるけどどれもこれも「コスパがいい」という入り口から入った。
漫画は小学生の小遣いでも買える。映画や音楽も100円あれば借りれる。何より図書館に行けばCDやDVDに本を無料で借りられる。
図書館は本以外にもいろいろ借りれるということは実はあまり知られていないのかもしれない。
俺のiPodには16000曲と割とたくさんはいってるけど半分が図書館で借りたものだ。メジャーどころならだいたい無料で手に入る。
あと音楽は映画や漫画と違い「手軽」だ。どこにいるときでも何か作業をしている最中でもイヤホン耳に入れるだけで楽しめる。ページを繰る手間はいらないし画面を見つめて集中する必要もない。
図書館で好みの音楽を借りつくした感あるので図書館にないようなものをお金をだして借りてる。
楽天レンタルはラインナップはまあ図書館以上で頻繁にセールを行ってるので送料込みで20枚1200円で借りられる。
いろいろ聴いても結局自分の好みのものに落ち着きがちで、最近何聴こうか迷ったときはRadioheadのThe BendsかThe Stone Rosesの1stを選びがち。でたぶん今日からひと月ほどヘビーローテーションしてしまうであろうアルバムに出会った。楽天レンタル様様である。
それまで名前すら聞いたことのないUKのバンド、The La's(ラーズ)。確か80年代にデビューしてオリジナルアルバム一枚リリースして解散してる。普通に有名なバンドのようで見落としてた。
一聴して好みのサウンドだなと思った。オアシスとストーンローゼズを足して二で割ったような感じ。
シンプルな演奏でガレージっぽい感じでもあるし、ビートルズっぽい雰囲気もある。
一曲がそれぞれ短いのでコスパ厨である僕的にとても聴きやすい。短時間で何曲も楽しめるから。
まだまだ自分の知らない素晴らしいアルバムはいっぱいあるんだなと思った。
リア充と非リア充の会話の違い
いつだかのリア充と非リア充の会話について分析した文章が残ってた。